〜ACL(膝関節前十字靭帯)損傷からスポーツ復帰に向けて〜
2024/11/06
ACL損傷からスポーツ復帰に向けて
当ブログではアスリートに向けた一般的なACL損傷の概要、術後からスポーツ復帰の流れ・期間、セルフケアの方法などをお伝えします。
※ACL損傷には個人差があり、主治医とご相談の上、期間や安静度の設定を行ってください。
ACL損傷の概要
ACL(Anterior Cruciate Ligament)とは、膝関節の前十字靭帯のことで、膝の安定性を保つ上で非常に重要な靭帯です。スポーツ活動中などに強い力が加わると断裂してしまうことがあります。スポーツ中の急な方向転換やジャンプ、膝に直接強い衝撃を受けた場合の受傷が特に多いです。
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▶︎ACL損傷の症状
ACL injury symptoms
・膝がぐらつく
・膝の痛み
・関節の腫れ
・運動制限
▶︎ACL損傷の診断
MRI scan showing ACL tear
・診察:医師が膝の動きや痛みなどを確認します。
・MRI検査:断裂の程度や場所を詳しく調べます。
ACL損傷の治療
・保存療法:初期の軽度な損傷の場合、安静やリハビリで回復する場合もあります。
・手術療法:断裂が大きい場合やスポーツ復帰を目指す場合は、手術が必要になります。
▶︎ACL手術の種類
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ACL reconstruction surgery
・半腱様筋・薄筋腱を用いた再建術(ST-G移植)
・膝蓋腱を用いた再建術(BTB移植)
・その他
▶︎ACL手術後のリハビリ
手術後、早期からリハビリを開始し、関節の動きを回復させ、筋肉を強化していくことが重要です。
ACL rehabilitation exercises
・初期:関節の腫れを減らし、痛みをコントロールします。当院では鍼治療やお灸治療を行い、組織の循環を改善し早期の組織回復を目指します。
・中期:関節の動きを改善し、筋力を強化します。当院では鍼治療に合わせてリハ運動を行い、膝でけでなく身体全体の動きの改善も図ります。
・後期:スポーツ動作の練習を行い、競技復帰を目指します。当院ではリハ運動・エクササイズの割合を増やし、競技復帰・リコンディショニングをサポートします。
▶︎ACL損傷のリスクと予防
・再発のリスク:手術後も再発のリスクはゼロではありません。
・予防:ウォーミングアップ、ストレッチ、適切な運動、フォームの改善などが大切です。
ACL損傷に関するQ&A
- Q. ACL損傷はどのスポーツで多いですか?
- A. サッカー、バスケットボール、バレーボールなど、ジャンプや急な方向転換を伴うスポーツで多くみられます。
- Q. ACL損傷の手術は怖いですか?
- A. 手術は痛みを伴いますが、麻酔下で行われるため、痛みを感じることはありません。
- Q. ACL損傷の手術後、どれくらいでスポーツに復帰できますか?
- A. 個人の回復状況によって異なりますが、一般的には6ヶ月~1年程度かかります。
熊本市北区麻生田にあるタイチ鍼灸接骨院では、鍼灸師と理学療法士が在籍しておりますので、身体所見から痛みの原因を探し、鍼灸治療により対応をしております。
また、痛みが出現した原因や、柔軟性や筋力を確認し、日常生活や仕事、スポーツなどの身体の動作を確認し、正しく使えているかを確認します。
痛みには必ず原因があるため、再発予防や痛みの悪化を防ぐため根本改善まで行います。
まとめ
ACL損傷は、スポーツ活動に制限がかかるだけでなく、日常生活にも影響を及ぼす可能性のある怪我です。早期の診断と治療が重要です。痛みでお悩みの方は当院にご相談くださいませ。
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タイチ鍼灸接骨院
861‐8081
熊本県熊本市北区麻生田2‐3‐7
電話番号 : 096‐339-5477
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