ギックリ腰の原因と対策法とは!?
2024/09/08
ギックリ腰の原因と対策法とは?
原因と治療と対策について説明していきます。
ギックリ腰の治療法って?
保存療法と手術療法を説明します
保存療法(手術以外の方法を指します)
安静:痛めてすぐは無理せず、安静にして過ごします。動けるならば少しずつ動いていきましょう。過度の安静は禁物です。
寒冷療法:患部に冷湿布や氷嚢を当てて炎症を抑えます。1~2日程度で十分です。長い期間冷やしてしまうと筋肉の緊張が強くなるので注意しましょう。
温熱療法:1〜2日後、症状が落ち着いてきたら、患部を温めて血行を促進します。
鎮痛剤:痛み止めを服用することで緩和されます。
コルセット:腰を固定して、少しでも動けるようにします。動くことにより筋肉が使われることで筋肉の緊張が緩和されます。筋肉は使うことで緩む修正があるためです。
理学療法:筋膜の異常箇所を見つけ腰の負担を和らげるためのストレッチや筋膜リリースなどを行い、筋肉や関節の機能を回復させます。
鍼灸:痛みの緩和と、損傷組織の修復を図るための手段として有効です。
手術療法
保存療法で改善が見られない場合は、原因を一度検索必要があります。筋肉の過剰収縮だけでない場合、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎滑り症、脊柱圧迫骨折などの可能性が否定できないため、一度整形外科を受診しましょう。その際手術療法が必要となる場合があります。手術内容は、損傷部位や症状によって異なりますが、一般的には以下の2種類があります。
椎間板ヘルニア:突出した椎間板を除去することで、神経圧迫を解消します。椎間板ヘルニアといわれても時間と共に突出した髄核は吸収されますので、大半は薬物療法、ブロック注射、リハビリテーション(理学療法)で経過をみることがほとんどです。
腰椎すべり症:すべり症の症状が強い場合、固定術を選択することがありますが、やはり急に手術を選択することは少なく、椎間板ヘルニア同様に薬物療法、リハビリテーション(理学療法)を第一選択として経過をみるでしょう。
脊椎圧迫骨折:脊椎(背骨)の骨折が連続である場合や、潰れ方が強い場合など手術が選択されることもありますが、大半は薬物療法、リハビリテーション(理学療法)が選択されることが多いです。
手術療法が選択されることは稀ですが、上記のような診断があれば手術も選択の一つとなります。結局は原因と主治医の判断によります。
ギックリ腰で整形外科を受診する目安としては、激痛が数日間変わらない、足に痺れが出現していることを目安にすると良いでしょう。
どこでギックリ腰の治療が受けられるの?
施設によって特徴が異なります。
ぎっくり腰の治療を受けられる場所は、いくつかあります。
整形外科:そのギックリ腰の原因が骨折などによるものではないか判断してもらうために、レントゲンやMRIなどの画像検査を行い、病気の発見を行います。基本的に骨やその他病気が見つからなければ、痛み止めの処方となるでしょう。椎間板ベルニアなどの診断がつかなければ、リハビリテーション(理学療法)を受けることができません。
鍼灸接骨院:ツボを刺激することで、痛みや組織損傷を回復することができます。
整体院:マッサージなどの整体を受けることができますが、ギックリ腰などの腰痛は腰自体をマッサージすると悪化することが多いため注意が必要です。理学療法士など国家資格者が在籍している施設を選ぶと良いでしょう。
ペインクリニック:痛み止めや神経ブロックなどの注射で、痛みを直接コントロールすることができます。
熊本市北区麻生田にあるタイチ鍼灸接骨院では、鍼灸師と理学療法士が在籍しておりますので、身体所見から痛みの原因を探し、ツボを利用した鍼灸治療により対応をしております。また、痛みが出現した原因として、腰への負担がかかり過ぎたことが原因のため、全身的に柔軟性や筋力を確認し、日常生活や仕事などでの身体の動作を確認し、正しく使えているかを確認します。痛みには必ず原因があるため、再発予防や痛みの悪化を防ぐため根本改善まで行います。
ギックリ腰を繰り返さないためには予防がとても大切!
ギックリ腰は、しっかり治療と対策をしなければ再発の可能性が非常に高いです。
一定の基準を満たした15本の研究報告では、急性腰痛(ギックリ腰)を有した73%の人が1年以内に再発していると報告されています。
そして、ギックリ腰が発症し3ヶ月以上経過するとギックリ腰が改善しにくいという結果となっています。
ここで重要なことは、腰を痛めたらすぐに治療をする方がよいということです。
また別の研究報告で、13本の研究結果より、腰痛治療後に機能的な治療運動を継続しているか?ということも再発に重要な因子であると報告をされています。
この研究では、腰痛治療後の治療運動を継続しなければ、治療後なにもしなかった人と比べ腰痛再発リスクが半分以下となることが研究結果として示されています。
ここで重要なことは、痛み止めや鍼治療など痛みを一時的に抑えても、再発リスクが高いということです。そのため、理学療法士などの専門家による身体の使い方を改善し、個々に合う必要な運動を継続することが大事です。
以下に、予防法について説明します。
ストレッチ:第一選択として、胸周り、股関節周りの筋肉の柔軟性を高めます。腰に負担がかかっている原因の関節をしっかり動かすことが重要です。
筋力トレーニング:腹筋や背筋などの筋肉を鍛えて、腰を支える力を強化します。また、腰の仕事量を減らすための、動作に必要な筋肉を全身的に鍛えることが重要です。
正しい姿勢:猫背などの悪い姿勢を改善し、腰への負担を減らします。
体重管理:肥満は腰への負担を増やすため、適正体重を維持することが望ましいです。
ギックリ腰の治療法を選ぶ際のポイント
ぎっくり腰の治療法を選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
症状:症状の程度や種類によって、適切な治療法は異なります。しかし、上述したように、激痛が数日間変わらない、腰から下のお尻や足に痺れが出現している場合は一度整形外科を受診することも考慮しましょう。
原因:原因が特定できれば、より効果的な治療を受けることができます。ギックリ腰の大半は筋・筋膜性由来です。そのため、腰に負担がかかりすぎた原因を見つけることが重要です。そのほとんどは、日常生活動作や仕事でよく使う動作、スポーツ動作などの身体の使い方です。
体質:体質や体格によって、効果的な治療法は異なります。熊本市北区麻生田にあるタイチ鍼灸接骨院では、西洋医学と東洋医学の知識と技術を用いて改善へと導きます。
ライフスタイル:仕事や趣味など、ライフスタイルに合った治療法を選びましょう。どうしても仕事を休めないという場合は、ペインクリニックや整形外科などで痛み止めなどもありますし、身体をしっかり治していきたい場合は鍼灸院や理学療法士がいる施設を選ぶのもの一つです。
費用:治療費は、医療機関や治療内容によって異なります。
ギックリ腰の再発予防策とは?
全身の柔軟性:腰は本来固定性の役割が必要な関節です。固定性の役割の腰を日常生活やスポーツなどで過剰に使いすぎると痛みがでます。そのため、可動性が必要な隣接関節(胸椎、股関節)の柔軟性をまず整えましょう。胸椎と股関節の柔軟性がなければ、代わりに腰がその分負担が大きくなり痛みへとつながります。
筋力トレーニング:腹筋や背筋などの筋肉を鍛えるのに加え、日常生活や仕事でよく使う動作、スポーツ動作など必要な動きが正しくできるための筋力トレーングと身体の使い方の練習が必要です
正しい姿勢:猫背などの悪い姿勢を改善し、腰への負担を減らします。例えば、テレビを見ている時、座っている姿勢、立ち方、歩き方なども大きく関与しています。
無理はしない:疲れを感じたら、無理せず休憩しましょう。
ギックリ腰に関するよくある質問
Q:ぎっくり腰になったら、すぐに病院に行かなければいけないですか?
A:軽度の症状であれば、自宅で安静にして様子を見ることもできます。しかし、強い痛みや動きの制限がある場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。また、腰から下のお尻や足に痺れが伴う場合は整形外科受診をすることをおすすめします。
Q:ぎっくり腰の治療にはどれくらいの時間がかかりますか?
A:症状や治療法によって異なりますが、一般的には数日から数週間程度です。
Q:ぎっくり腰を再発しないためには、どのようなことに注意すればよいですか?
A:上記で紹介した再発防止策を参考に、日常生活動作、仕事で必要な動作、スポーツで必要な動作が正しくできているかの確認と改善が必要です。そのため、痛みが治っても根本解決には至りません。身体の使い方を改善したい場合は、理学療法士がいる施設をおすすめします。
まとめ
ぎっくり腰は、突然の激痛で日常生活に支障をきたす症状です。早期に適切な治療を受けることが大切です。
このブログ記事が、ぎっくり腰についてより深く理解し、適切な治療法を選択することができるようになることを願っています。
ぎっくり腰で痛みや動きの制限がある場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
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タイチ鍼灸接骨院
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