よく聞く良性発作性頭位めまい症ってなに!?めまいの原因と対策を徹底解説!
2024/10/04
めまいがするあなたへ!原因から対処法まで徹底解説!
はじめに
突然襲ってくるめまい。日常生活に支障をきたし、不安を感じている方も多いのではないでしょうか?この記事では、めまいの原因から対処法、そして予防策まで詳しく解説していきます。
めまいとは?
めまいの定義としては「自分の身体が空間に対し、もしくは空間が自分に対して回転している感覚」とされています。
めまいの種類
- 回転性めまい: 周りがぐるぐる回っているように感じる最も一般的なタイプです。
- 浮遊性めまい: 浮遊感やふらつき感など、回転感以外の症状を伴います。
めまいの原因と種類
①内耳性めまい
②中枢性めまい
③心因性めまい
④頸性めまい
⑤持続性知覚性姿勢誘発めまい
めまいの種類と原因をさらに詳しく
①. 内耳性めまい
- 良性発作性頭位めまい症 (BPPV):めまいで最も多いとされています。
- 原因: 耳石が三半規管に入り込むことで、頭の動きに伴う寝起きする際や、寝返りに伴いめまいが起こります。その際、特徴的な眼球の動きが起こります(眼振)。それを観察しどこの三半規管に耳石が迷い込んでいるのかを特定します。また、じっとしていればめまい症状が起こらないのがBPPV の特徴です。
- 症状: 短時間(数秒~数分)の激しい回転性のめまい、特定の体勢での誘発。そのほとんどは1分以内に消失します。逆に数十分、1時間程度続くめまいであれば、BPPVではない可能性が非常に高いです。
- 治療: 耳石を元の位置に戻すための特殊な運動療法を行います。三半規管は前・外側・後の3つの器官がありますが、もし後半器官型のBPPVであれば一度の運動での改善率が9割を超えると報告されています。
- メニエール病:
- 原因: 内耳のリンパ液のバランスが崩れることで、めまい、難聴、耳鳴りなどが起こります。
- 症状: 数十分から数時間続く回転性のめまい、耳閉感、難聴。じっと立っていても、座っていても、特定の動きで誘発されないことも特徴です。
- 治療: 薬物療法と運動療法(有酸素運動)が効果的とされています。
②. 中枢性めまい
- 脳血管障害:
- 原因: 脳梗塞、脳出血などにより、脳の血流が低下し、めまいが起こります。
- 症状: 片麻痺、言語障害、意識障害などを伴うことがあります。
- 脳腫瘍:
- 原因: 脳腫瘍が神経を圧迫することで、めまいが起こります。
- 症状: 頭痛、視力障害、嘔吐などを伴うことがあります。
その他
- 頸椎性めまい: 首の骨の変形、筋肉による神経の圧迫が原因で起こります。この場合、熊本市北区麻生田にあるタイチ鍼灸接骨院での「ハリリハ」がオススメです。
- 自律神経失調症: ストレスや疲労が原因で、自律神経が乱れ、めまいが起こることがあります。鍼灸も効果的!
- 薬剤性めまい: 一部の薬が原因でめまいが起こることがあります。
めまいの診断
めまいの診断には、以下の検査が行われることがあります。
- 聴力検査: 内耳の機能を評価します。一時的な耳の聞こえの悪さが診断を左右することもあるため検査をします。
- 平衡機能検査: めまいの原因を特定するために、様々な姿勢や動きでの平衡感覚を調べます。
- MRI: 脳の画像を詳細に調べ、腫瘍や血管の異常がないかを確認します。
- CT: 脳の構造的な異常がないかを確認します。
めまいの症状
めまい以外にも、以下の症状が現れることがあります。
- 吐き気・嘔吐
- ふらつき
- 耳鳴り
- 平衡感覚の喪失
- 頭痛
- 視覚障害
めまいの対処法
めまいの対処法は、原因によって異なります。
- 安静: まずは安静にし、症状が落ち着くのを待ちましょう。
- 姿勢: 仰向けに寝て、頭を少し高くして休むと症状が軽減する場合があります。
- 水分補給: 脱水症状を防ぐために、こまめに水分を補給しましょう。
- 薬物療法: 吐き気止めやめまい止めなどの薬を服用する場合があります。
- 運動療法: 良性発作性頭位めまい症など、特定の疾患に対しては、専用の運動療法が有効です。
当院での対処法(熊本市北区麻生田 タイチ鍼灸接骨院)
まず、めまいがどんな時におこるのか、どのぐらいの時間で、どのようなめまいか、眼球の動きなど詳細に問診を行い、原因を探索します。
その中で「中枢性めまい」を疑う場合、耳鼻科医が在籍している医療機関へのご紹介も行います。
中枢性めまいではないと判断できた場合、良性発作性頭位めまい症である耳石が関係していないか、頭位眼振検査、前庭機能障害によるめまい・ふらつきなどの平衡機能検査、メニエール病などを考慮し、それぞれに合う治療法を提供いたします。
当院では、医療機関にて耳鼻科医とめまい外来を共に行い、直接診療に関わり、良性発作性頭位めまい症、メニエール病、前庭機能障害、前庭神経炎などの方に理学療法を提供していた理学療法士が在籍しているため、医療機関との連携を行いながら最適な治療を進めることができます。
特に、めまいで最も多いとされる良性発作性頭位めまい症では、数週間〜数ヶ月で放置していても治るとされています。
しかし、その期間、めまぐるしく回るめまい、吐き気などにずっと悩まされ続けることになります。三半規器官の中で最も多い後半器官型であれば、専用の運動療法(耳石置換法)を行えば、改善率は9割を超えると報告されています。そのため、耳石による良性発作性頭位めまい症であればすぐに専門家による耳石置換法(専用の運動療法)を行うことを強くオススメします。
さらに、うつ・不安障害と良性発作性頭位めまい症は双方向性に関連していると報告されています。強い回転性のめまいが何度も生じるためメンタル面においても恐怖・不安が強く襲ってきます。
だからこそ、早く対処する必要があるのです。
めまいの予防策
めまいの予防策として、以下の点に注意しましょう。
- 規則正しい生活: 睡眠不足や不規則な生活は、めまいを悪化させる可能性があります。
- バランスの取れた食事: 特に、ビタミンB群やミネラルは、神経機能の維持に重要です。
- 適度な運動: 運動不足は、血行不良を引き起こし、めまいの原因となることがあります。
- ストレス管理: ストレスは、自律神経のバランスを崩し、めまいを誘発する可能性があります。
- 定期的な健康診断: 早期発見・早期治療のため、定期的に健康診断を受けましょう。
めまいを感じたら、いつ病院へ?
以下の場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
- めまいが頻繁に繰り返される
- めまいとともに激しい頭痛や吐き気が続く
- めまいが日常生活に支障をきたす
- めまいが徐々に悪化する
めまい専門のクリニックを選ぶポイント
めまい専門のクリニックを選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。
- 専門性: めまいの診断と治療に特化したクリニックを選びましょう。
- 検査設備: MRIやCTなどの検査設備が整っているクリニックを選びましょう(中枢性めまいが否定できるため)
- 治療法: 薬物療法だけでなく、運動療法やリハビリテーションなど、様々な治療法に対応しているクリニックを選びましょう。
- 医師の経験: めまいの治療経験が豊富な医師がいるクリニックを選びましょう。
まとめ
めまいは、原因が様々で、放置すると日常生活に大きな支障をきたす可能性があります。この記事で紹介した情報を参考に、少しでも不安な場合は、早めに医療機関を受診しましょう。医療機関で、耳鼻科医とめまい外来を共に行なっていた経験豊富な理学療法士が在籍している、熊本市北区麻生田にあるタイチ鍼灸接骨院は、きっと皆様の力になれます。
この記事は、あくまで一般的な情報であり、医療機関での診断・治療に代わるものではありません。
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タイチ鍼灸接骨院
861‐8081
熊本県熊本市北区麻生田2‐3‐7
電話番号 : 096‐339-5477
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